今回は、ライトワーカーとは何か、というところから話をしていきたいと思います。

そもそもライトワーカーという言葉自体、実は10年ほど前に出てきた言葉であって、決して古くからあるスピリチュアルな単語ではありません。スピリチュアル、という言葉の方は2000年代前半にはもう出てきていた気がしますが、ライトワーカーという言葉は、もっと歴史は浅いです。

歴史は浅いが使命は深い? ライトワーカーの謎

ライトワーカーは、一説によると、144,000体の地球外の魂で、地球の次元上昇・光の波動の上昇の為に働く一団、らしいです。これはライトワーカーという単語の定義の中でも割と新しいものだと認識しています。

果たしてこの定義が真実かどうかは分かりませんが、取りあえず自分の魂は地球生まれだと思っています。でなければ、そもそも天界にヒョイヒョイ出入り出来る訳もないかな、と。天界の存在自体確かめようが無いと感じられてしまう部分だとは思いますが、天界はある程度領域があり、私が入れる天界は基本、日本神界の神様方がいらっしゃる世界です。MHを用いれば他の神様方がおられる神界・天界も覗けそうな気はしますが、トライした事は取りあえずありません。

 

少し話が脱線しました。144,000人かどうかはともかく、次元上昇の為、という部分には共鳴出来る部分があります。

 

喩えた話、昔々の人々は、御仏であったり神様であったり、それなりに「敬虔」だったはずです。まぁ社会システムが「敬虔で無ければ死を」という様な世界でもあった歴史はあるので一概に「そもそも敬虔」とは言い難い部分はありますが、日本国内でも、鎖国中隠れキリシタンの方々が頑なにその信仰を固持した、なんて事例もあり、そして悲しいかな踏み絵を踏めずに死罪になる方もありと、歴史上『宗教』というものに対してある程度の「敬虔さ」はあったのです。

 

けれど、現代ではどうでしょう。こと日本を見てみましょう。

 

宗教の勧誘です、と言った瞬間に、誰でも戸を閉じるのではないでしょうか? いやまぁ、勧誘する方々も知恵はありますから最初から宗教臭さを出さずに近寄るタイプもいますが、それでも「あっ、宗教か」と分かった瞬間には、きっとあなたも追い出しモードに入ると思います。

もちろん、『日本の』『新興宗教が』犯した大罪を見逃す訳にはいきません。事例を挙げるまでもなく、宗教が「異質」である、というのが日本の実情です。新興宗教の建物を見るだけでも、何だか異質ですよね。凄いデカいけどなんだか異質。そう感じてしまうのは私だけではないのではと思います。

では一方で、仏教はどうでしょう。あの宗教は、日本に馴染んでいますよね。和尚さんがお経を唱えても、般若心経を唱えても、違和感というか異質感は無いと思います。それってある意味、日本に馴染んでいるから、日本文化に染み込んでいるから、異質感・違和感が無いのだと思っています。京都のお寺とか、境内地も入れればこれも随分とデカいですし、奈良の大仏なんて巨大以外の何物でも無いですが、やっぱり馴染んでいると思います。

 

仏教と新興宗教の差は何処にあるのでしょうか。ともかくまず、新興宗教は姿形が異質。それで更に、今ではWikiとかもありますので大抵の新興宗教の教えはつまびらかにされています。すると、そこで語られる世界観がまた異質。異質尽くめで、もう近寄りたくない、と、そんな流れで結局新興宗教はハブられる、という事にもなるのでしょう。その点、仏教は古くから染み込んでいるお陰で、街に傘被ったお坊さんがいても、まぁ、あるかなって風景ですよね。

 

では、仏教は次元上昇の為に機能しているでしょうか。こと日本に於いては、その役目を仏教に期待するのは「無理!」というものでしょう。仏教は、一部宗派を除いて、非常にパッシブな教義を持っています。国家仏教の時代もありましたが、個人主義の世界となった今となっては、仏教が勢いよく伸びて人々に「敬虔さ」をもたらす事は考えられません。

次元上昇自体を定義する必要もあるでしょう。そもそも次元上昇とは、要するに「進化」です。人類の質的進化。新しく、もっと我欲にまみれない人々になるように、的な進化です。それを地球全体で推し進める方向、それが次元上昇だと私は定義しています。ある意味そういう進化の方向に対して私は最後列にいるライトワーカーだなぁとは自戒するところではありますが、そのような進化をもたらす仕事というのは、本来であれば宗教家が担うべき様な仕事だと私は思います。そこに神様が介在するのか、仏様が介在するのか、または超神秘的な何かが介在するかはともかくとして、少なくともこの三次元世界には「無い」何かを語り、人々を導いていく、というインフラは、少なくとも宗教の枠組みにはあります。

 

そういう意味では、ライトワーカーなりスピリチュアリストが、宗教の枠組みから学ぶべき事柄って、大きいと思います。ただどうしても、新興宗教、というラベリングはそれだけで「罪」みたいな時代でもありますので、そもそも宗教を興しても『受け入れられない』だろうとも思います。

となると、結局「個別戦」しかないんですよね。枠組みが使えればライトワーカーの仕事も早く進むんでしょうが、組織体になればすぐに「新興宗教」というラベルがされてしまう。

それをされない為にも、スピリチュアリストは個別・単体で無ければならない。実に難しい話です。

 

次元上昇を一気に進めるのであれば、枠組みでもって進めるのが圧倒的に優位です。けれど、枠組みは使えない。だから今、少なくとも日本では、各スピリチュアリストが個別に「あなたの幸せを高めます」というような現世利益を掲げて、ともかくスピリチュアルというパワーが存在する、というのを打ち出していくしかなくなった訳です。まるで草の根運動ですよ、これって。

 

草の根運動が、そんなに一気に拡大しますか? しませんよね。何処かのブレイクスルーで一気に拡大する可能性は十分にありますが、少なくとも今はまだ、そのターニングポイントには来ていません。

ライトワーカー、今は我慢の時。

壮大に話をぶち上げましたが、結局そんなこんなで「組織化」が出来ないのがスピリチュアルの最大の問題でもあるので、活動の幅は結局一気に広がることは無い。そうすると、日本ってもしかすると、人類の歴史上「取り残される」可能性もあるのでは無いかとも思います。次元上昇、という観点からすると、ですけれどね。

 

他の国については、詳しく知らない部分も多いので詳細に語る事は出来ません。けれど、他の国には多くの「宗教」というインフラが生きている。もちろん良いインフラかどうかは個別判断にはなろうかと思いますが、ともかく「増える広がる、伝播する」というインフラを持ち合わせている国は、ひとたび変化が入れば、そりゃ早く変化するだろうと思います。

 

ただ、ね。

勿論話はそんな単純じゃ無いですけれどね。

 

キリスト教圏で、もし法王猊下が「今日からこの教義はこう変える」と言えば、ある意味ガラッと変わります。でも、反発分子も必ず出てきて、分派なども出る事でしょう。過激派も現れる事と思います。トップダウンのインフラにはそういう弱点があります。

その点、草の根運動の様なボトムアップの仕組みの場合には、時間は掛かりますが次第に、徐々に、じっくりと「染まっていく」。言い換えれば「染めていく」なんですが、染め上がりはムラが無くキレイです、もちろん上手く染められればの話ですけど。反社会的な染め方していれば、当然既存社会との軋轢が生まれて、結局歪んだ組織を生み出します。そこには歪んだ結果しか出てきません。

 

如何にキレイに、スピリチュアルという「得体の知れないモノ」を、人々に浸透させていくか。それは正直言って簡単な話ではないですけれど、スピリチュアリストが「やっていかないと行けない事」だと思います。スピリチュアルが浸透しない限り、次元上昇を実現させるなんて不可能ですもん。しかも、社会との軋轢を限りなく低くして、次元上昇を……その前提としてはやはり、「スピリチュアルとは」というのがしっかり『国民レベルで認知』されて初めて実現されるものだと思います。

 

例えばですけれど、占いって浸透してますよね。イオンモールの一角にブースとか普通にありますからね。「ちょっと胡散臭いかもだけど、でも……」という感覚で、未来を見てもらう事もある訳です。けれど、イオンモールにスピリチュアリストがいますか?(因みに大規模な駅付属の施設にスピリチュアリストがいたのは見た事があります)

 

まだまだライトワーカーが、前面に出ていって働ける時代は来ていません。スピリチュアル、というのを認知している方々に向けて、ある意味コアなリピーター・ファン向けのサービスを展開しているに過ぎません。もちろんその段階も大事ではありますが、次元上昇というライトワーカーの「本業」の段階にはまだまだ遠い、と言わざるを得ません。

 

まずは、スピリチュアル専門雑誌が5~10冊は出ないとダメかもですね。StarPeopleという専門誌がありますが、私が知っているスピ的な雑誌は、せいぜいそれ位。もっと偏った雑誌は幾らかありますが、スピ全般を押さえているのはStarPeopleくらいなものです。

宝島社とかが雑誌出してくれるようになれば、相当浸透したって事になるんでしょうけれどねぇ。まだまだ先は長い様に思います。誰かが「時代の寵児」になってくれれば良いんですけれど……今は、我慢の時ですね。

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